1951-03-14 第10回国会 衆議院 通商産業委員会 第16号
○川崎委員 同じ問いを藤田委員長に発しますけれども、先ほど来聞いておられたと思うのでありますが、ただいま松永副委員長が言われたような公益事業委員会の性格でありながら、今度の電力人事というものに対してのあなたの感想を、きわめて端的に、簡單に言つてください。
○川崎委員 同じ問いを藤田委員長に発しますけれども、先ほど来聞いておられたと思うのでありますが、ただいま松永副委員長が言われたような公益事業委員会の性格でありながら、今度の電力人事というものに対してのあなたの感想を、きわめて端的に、簡單に言つてください。
その認識において間違いがないならば、今回のごとき電力人事の問題は起つて来ないと私は思うのであります。 そこでこの際小坂日発総裁に伺いたいのでありますが、ただいま松永副委員長の言われたような性格のように、公益事業委員会というものの性格を解しておられるやいなや。これは当然であろうと思いますが、なおあなたからも伺つておきたい。
たとえば吉田内閣における電力人事の問題——人の名前を申し上げては何ですけれども、これも事実だから申し上げましよう。電力人事に対する麻生、白洲某、これは派閥でなくて、むしろ閨閥だと世間では論ぜられております。せつかくあなたが派閥の端まで苦労して公正を期そうというやさきに、こういうことが新聞に麗々しく載つて今問題になつております。
(拍手)幸い、これまた世論に屈して一応白紙にもどすことになつた由でありますが、さきの東銀債といい、この電力人事といい、多数の横暴も、ようやく世論の反撃の前に力を喪失して参りました。これからは早い。秋の日のつるべ落しのごとく、おこる平家は間もなく西海の波の果てに沈む運命にあるのであります。(拍手) 第三に、社会生活均衡確保の観点より本予算案を検討いたします。
○川崎委員 次にお伺いしたい点は、電力人事に対する首相の考え方です。最近天下の耳目を聳動したものに、電力人事の不公平があると思います。少くとも関東電力会社の社長になつたところの高井氏のごとき、あるいは東北の社長になつた白洲氏のごとき、非常に世間から疑惑を持たれておるのであります。
そこでそういうふうな話合いで人事をきめられると、これは必然の結論として電力人事に最も明るい人の発言がそれらの委員会の主動性を占めるということになることはどうしても避けられない事実である。そこで私はこの委員会は政界の長老あるいは実業界の長老といつた人々の見解をいれないで、まことに独立不鶴の立場からきめらるべきものであるということは認めます。
それから河上さんにお願いをしても同じことであろうと思いますが、今度の人事を見ますと、委員会としては公平にきめたとおつしやるでありましようけれども、われわれ国会側ある、いは国民の一人として考えると、これは松永人事である、東邦電力人事であるといわなければならぬと思います。